欠陥住宅でなくてもこわい1

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1950年に制定された建築基準法は、その後大きな災害があるたびに改正され、1981年の改正を経て今日に至っている。見方を変えれば、わが国の建築基準法の歴史は、まだ50年を経ていないことになる。
この40数年の間にも、いろいろな地震が起きている。その時々の挫屈や、破壊の状況などを参考にして、建築基準法でも材料の品質、鉄筋の配筋方法などが、改正のたびに従前よりこまかく規定されるようになってきた。
たとえば、帯筋の使用義務も、その重要なもののひとつである。これは、別名をフープともいい、フラフープ状にコンクリートを束ねるタガ(鉄筋)のことである。
建築基準法の規定は、このフープ筋を30センチ間隔に入れることからはじまり、時を追うごとに、その間隔をせばめ、そして10センチへとせばめてきている。それだけ、耐震性がきびしく要求されるようになってきたわけである。
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また、地震の揺れ方は建物に加わる加速度Gであらわすが、地震の際にどれだけのGを想定するかビルの中間階が挫屈してしまったケースという基準も改正のたびに大きくなっている。

ショート(Short;1984)は,ライフサイクル内のそれぞれの段階における住要求や住宅の要望を分析しているが,その原点はロッシ(Rossi;1955,2nd.ed.;1980)に求めることができる。
彼は世帯による住居の移動は,自分達の住宅をライフ・サイクルの変化にともなって生じた家族構成の変化が引き起こした住宅に対する必要性に適合させて行く過程と指摘した。